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眼石祝応のBLOG

斜視矯正の限界?

2019/07/27

本日のblogの難易度【★★★★】

 

はてさて、今日の体重は79.9キロ。

ダイエットを始めて初めての79キロ台連発。

 

これは自信になります。

 

自信と言えば、自信がなくなりはしませんが、

悔しく、限界か?と諦めたくなる事例がありました。

 

産まれてすぐに内側に眼が寄る内斜視、その手術をし、

更に5歳になるまでに二回の内斜視の手術の後、以降は

ずっと外斜視。内斜視を矯正し過ぎて外斜視になってしまった方の

眼をみさせて頂く機会がございました。

 

僕は公式なプレスリリースでも実際の感覚でもご来店頂いた

斜視の方に対して9割は改善、その多くは両眼視を獲得していると

公言しています。今回の事例では改善はされたものの、

両眼単一視、つまり二つの眼で捉えた画像を重ね合わせて、

一つの視物として確認出来るレベルに落とし込む事が

何をしても出来なかったのです。

 

これを失敗と言えば失敗かもしれませんし、

成功と言えば成功とも言えます。

 

両眼視が出来ていないのに成功とはいかがなものか?

と思われるかもしれません。でも少なくとも外観上の眼の位置は

ほぼ真正面を向かせることが出来たという意味では成功だと言っています。

更に言えば、開かなく下垂気味だった瞼がしっかり両眼ともに開いたという

意味でも成功です。でも融像が出来ていないのです。

 

ご本人としては、それ程ダブって見えるという違和感はなかったようですが、

一方、視力表を見させると細かい字になればなるほどにダブって見えます。

 

ただ一つだけ解説しておけば、片目を使わずに外に開きっぱなしになっている

状態よりもダブって見えるという状態の方が、眼の機能としては改善しています。

使っていなかった片目を使いだしたという意味での改善です。

 

ただしこれも程度問題で、全ての視物がダブって見えるという事は、

著しく生活の質を落とす場合もあります。真っ直ぐ歩く事も困難になってしまう

場合もあるのです。これを避けて、

敢えて片目を遊ばせる方法(モノビジョン)もあるのです。

 

ここで正直僕は迷いました。片目を遊ばせている現状と、

両目を使ってるけどダブって見えるという視界。

一体どちらの選択が正しく、どちらの選択がお客様の満足度が高いのか?と。

 

ここで僕は正直に迷っている事を伝え相談します。今細かい物はダブって見えています。

それはマイナスの効果です。でも、眼の位置は安定し、更に瞼の開きも改善しています。

 

今は、この程度のプラスの効果ですが、

今後は、両眼視を獲得する可能性も勿論あります。

 

一体どちらを希望されますか?

 

とプロとして失格だと思いますが、

お客様に決断を委ねました。

 

結果として、メガネをお作りするという話になりました。

 

今回は作ってお仕舞では決してありません。

先ずは今回は左目がおよそ55年(産まれてからずっと)

使っていなかったのですから、

それを動かす練習から始めます。

 

ただし、始める前に準備運動が

必要です。筋肉も当然こわばっているでしょう。

 

ですが不幸中の幸いでしょうか?この方のご職業は

マッサージ師だったのです。そこで僕は、眼と関連のありそうな

筋肉のほぐしと目薬の点眼をお願いしました。

 

そして

 

マッサージ、目薬(眼科処方)、そして遠近両用レンズによる斜視矯正メガネ。

 

この三点セットで可能性を探ってみたいと思います。

諦めるのは簡単です。でも若しもこのお方が融像という機能を55才にして獲得したら?

 

それは斜視矯正の未来図がガラッと変わります。

大きな可能性がふっと沸いて出るのです。

 

ご本人もやる気が出てきたようなので、

是非僕にとっても未知の領域をお客様と

一緒に一歩踏み出してみようと決断しました。

 

ここで原則をお伝えします。

 

今までの原則は

 

3才(この年齢に関しては諸説あり。)までに両眼視を獲得していない場合には、

それ以降は何をしても駄目。両眼視は獲得できない。

 

これからの可能性のお話は

 

いくつになってもしっかり環境を整えてあげて、

更にリハビリをしながら、

トレーニングすれば、両眼視を獲得出来る。

 

これが今僕がチャレンジしている常識です。

この過去の常識をひっくり返そうとしているのです。

 

誰の為に?

 

それは勿論困った方々のお力になる為です。

 

自信は?ありません。でも怖いから、自信がないから、

静観しようは、科学の進歩を阻むでしょう。

僕は自信も無いし、怖さも感じるけど。

 

勇気をもってお客様と一緒に一歩踏み出すのです。

 

このご報告がどこかのお店の

どなたかのお役に立ちますように。

 

皆様ももしも迷っている事があれば、一歩踏み出すことも

是非考えてみてください。僕のような何の取り柄もない兄ちゃんが、

色々振り絞ってトライしているんですから、

皆様ならもっともっと可能性があると思います。

 

何かお困りの際には僕の大切な仲間の集合体である

MOREのお店にご相談下さいませ。

 

MORE~快適眼鏡研究会~

 

https://more-kaitekimegane.jimdofree.com/

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

MORE縦型

 

 

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