出来合いの老眼鏡の問題点

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出来合いの老眼鏡の問題点

2020/07/05

ゲストを招いてYouTube動画でライブ配信いたします!

7/15 The Most Emotional Eyewear2020グランプリ発表!

こんにちは、今朝の体重は75.1キロ。

ふむ、これくらいは誤差かと、

 

今朝のYouTube動画チャンネル登録者数は233人。

おお!有難い!また増えている。

 

さて今日は、出来合いの老眼鏡ってどうなの?

て聞かれることが多いので、それに対する僕なりの

回答を解説を交えてお話します。

 

その前に、今日本では出来合いの老眼鏡って

売れているんですって~。100円均一のお店でも買えるのだから、

気軽に複数本所持して、ベッドサイドやキッチン、書斎用。

なんて場所場所に置いているケースが多いんだって。

 

それはそれで否定はしませんが、

出来合いだと何がいけないの?

別に見えているからいいじゃん。ちょっと頬を膨らませて

反論を唱えている方々のお顔が目に浮かびます。

 

では結論から先に言っちゃおう。

問題点を箇条書きにしてみますね。

 

①レンズの焦点(光学中心)と皆様の目線(視軸)が通る位置が

ずれていて、不要なプリズム度数が発生している事。

 

②左右の度数差がある人が殆どなのですが、

出来合いの老眼鏡は販売されている物全て左右同度数。

それではピント調節のバランスが崩れてしまう事。

そしてそれは両眼視を阻害する要因になり、最悪は無意識に

片目で近業作業するような状況に陥ります。

 

③多くの方の目には大なり小なり乱視はあって、

乱視が無い人の方が少数派ですが、

出来合いの老眼鏡には全て乱視度数が組み込まれていない事。

その為、乱視がある人にとっては、近見視力が出難い環境にある事。

 

以上の①~③が想定されます。

他にも出来合いの老眼鏡でNOフィッティングで使えば、

掛け心地が悪くずれていて、それも痛みの原因だったり、

それこそ光学中心と視軸がフィッティングずれにより発生する事も

あるのですが、ここではそれは割愛します。

 

さて先日いらした人はまさにこの出来合いの老眼鏡を使って

作業をしているが目が疲れて仕方がないというご相談でした。

 

御年齢は52歳。一日にPCを4時間程する方で、

普段は裸眼で遠くの視力に不満は感じていない方でした。

 

PCまでの目的距離はおよそ60㎝、更に手元の50㎝の距離に資料もおいて、

モニターと資料を交互に見るという使い方です。

 

今使っている出来合いの老眼鏡は

+3.00Dという度数。52歳にしては強いのを使っているなと思いましたが、

レフケラの値を見てみましょう。

屈折   SPH CYL AX ADD PD 片眼視力 両眼視力
他覚 R 0.25 -0.25 144   35.00 0.90 1.20
L 0.50 -0.25 69   35.00 1.20
角膜乱視 R   -0.75 160 色覚特性 8  9  
L -1.00 5 5  2

確かに裸眼視力は1.2と確保されていますが、屈折異常の少ない右目の方が視力が出ていない事が気になります。

では実際に検査してみるとこのお方の屈折異常(近視/遠視/乱視)はどの程度あったのでしょう?

測定値は以下の通りです。

両眼解放 R 1.25 -0.25 145   70.0   1.5
L 1.25 -0.50 65    

 レフケラの値から更に遠視があぶりだされたことが見てとれます。数値が大きくなっていますね。

また矯正視力も遠視と乱視を矯正すると視力が改善する事がご理解頂けますね?

では作った度数も記しておきますね。

R 2.75 -0.25 145   33.5   0.2
L 2.75 -0.50 65   33.5  

完全矯正値に+1.50してあります。これの想定上の遠点は

100÷1.50=66㎝。

視界の端から少し入ったところにPCモニターが来る

シビアな設定にしてあります。本来は80㎝位を遠点に設定したいのですが、

それだと50㎝や35㎝がきつくなるのです。ご本人の意識が高まれば、

遠近両用レンズで80㎝~35㎝までカバーした方が理想的でしょう。

ですが今回は御予算重視だったので、単焦点レンズで提案しました。

 

また普段の生活も本来は、

「普段から遠近両用レンズで常用するべきですよ。」と軽くお伝えし、

今回はご本人もそこまで意識が到達していないので、無理やりご販売はしません。

ご本人の腑に落ちるのを待つ時間が必要です。何故なら、このお方は

 

「自分は目が良い、問題は老眼だけ。」と思いこんでいるからです。

 

このとげを抜いてあげる必要があるのですが、先ずは本人の気付きが必要なのです。

そして何より僕に対する信頼感が無い状況ではいくら正論を並べても

本人にとってはただのセールストークに聞こえることでしょう。

 

ともかく、乱視に左右差はあるものの、遠視の度数には

この日の測定結果としては左右差が無いことはご理解頂けますね?

つまり、度数差が原因で目が疲れる訳では決してないのです。

 

今回の眼精疲労の原因は、僕なりの見解でとおことわりしますが、

斜位が原因でした、遠くも近くも外斜位。

 

しかもそこそこ大きな目線のずれを有していました。

ですから今回は、目的距離に合わせて球面度数を調整するだけでなく、

プリズム度数も加えて作成します。

 

因みに今回の老眼鏡のレンズ、それの左右のレンズの瞳孔間距離は

60mmでした。今回の使用状況で考えれば、

70mmの遠くの瞳孔間距離から寄り眼をして、

67mm程度で60㎝のモニターを見ると想定しました。

 

ですから

 

67mm-60mm=7mm

 

これを左右に案分させると

 

7mm÷2=3.5mm

 

片目に3.5mmの目線と光学中心のずれが発生し、

これが凸レンズの場合には外斜位の矯正にとっては

多少助けてくれる

ベースインプリズムが発生しているのですが、

それでは足らなかったのでしょう。

 

別にこのお方が特別ではなく、

多くの方の斜位は僕の測定実績からすれば

8~9割が外斜位なのですから、多くのケースでこの目線のずれが

悪戯して、皆様の視生活の質を落としているとご理解下さい。

 

たまにちょっと料理のレシピを見るくらいなら

確かに出来合いでも仕方がないのかな?

っと思うことはありますが、

本格的に仕事で使う眼鏡を出来合いで済ませるなんて、

このお方は今までどれだけご自身の労働生産性を

下げていたのでしょう?そしてこのロスが日本全国で

発生しているとご理解下さい。

 

先ずは視力に問題無いと豪語している方々に、

本当に視力は良いかもしれない。でもちゃんと検査を受けて、

屈折異常(近視/遠視/乱視)が無いかどうか

調べて貰った上で言っていますか?

 

と僕は促したいですね。

 

少なくとも視力が良いから、イコール眼が良いは違うと言っていますし、

今の日本の国民を取り巻く環境は視力至上主義に満たされているとも言えます。

視力が良いというのは目の機能の一部が良いということに過ぎないのです。

最低でもこのblogをご覧になっている読者様は、この知識を持って頂き、

自分の周りに、

 

目が疲れた、と言っているのに、自分は眼が良いと思い込んでいる人が居ないか

見渡してみてください。そしてもしも一人でもいらっしゃるのであれば、

是非、一度ちゃんとしたメガネ屋さんでみてもらってみては?

と背中をおしてあげてください。それの継続でオセロをひっくり返すように

皆様の意識改革が始まります。そしてそれは僕一人では決して何も始まらない事も

意味しています。皆様が自身で気付き、他人の不幸を自らの不幸であるかのように

感じられる感覚が無ければ、決して広まらないことでしょう。

 

僕は僕と無関係な人が、どこかで出来合いの老眼鏡を使って、

そして作業効率が著しく落ちていて、

そしてそれが悪い社内評価につながっている。

最悪、会社に居場所がなくなるなんて

シナリオがそんじょそこらで頻発していると

考えるだけでぞっとします。だから僕は常に発信は続けます。

 

それは皆様に早く気づいて欲しいからなのです。

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

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