近視の測定の難しさと思いこみ

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眼石祝応のBLOG

近視の測定の難しさと思いこみ

2020/11/06

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は75.3キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は351人。

 

ふむ、大きな変動はなし、これはこれで良しとしよう。

 

僕の状況は変化無ですけど、

今朝ご予約でいらした方は近視量に大きな変化あり、

かつ、無自覚だったのです。

 

ご相談の方は事務仕事をしていて、PC作業等は裸眼でしていて、

近場の運転を頻繁にするので、運転の時だけ眼鏡を使っている

という眼鏡のライトユーザーでした。老眼の自覚は無でした。

 

早速数年前にお買い上げになった眼鏡の度数を測定すると

こんな感じ。

旧度 R -2.05 -0.03 0   28.00 0.90 0.9
L -1.79 -0.02 0   28.00 0.80

では機械で簡易に測定してみるとこんな感じ。

一般屈折   SPH CYL AX ADD PD 片眼視力 両眼視力
他覚 R -1.25 -0.25 100   30.00 0.15 0.30
L -0.75 -0.50 112   30.00 0.20
角膜乱視 R   -0.25 173 色覚特性 8  9  
L -0.25 164 5  2

この時点で明らかに近視が強すぎるメガネを掛けている事が一目見て分かると思います。

では実際に精密に測定してみると以下の通りとなりました。

両眼解放 R -1.00 -0.25 100   60.0  1.0 1.2
L -0.75 -0.50 110    1.0

この様に今までのメガネと比較すれば一目瞭然、右目は半分、左目は半分以下に近視量が

減っていました。ここで僕の視力測定精度が高いから、近視が弱くなったんだと

言い張る方もいらっしゃいますが、僕はちと違います。

このメガネを作った当初はこれだけの近視の量が実際にあったのだと推測します。

 

過去の事例を見ても環境の変化で近視が劇的に変わる事が稀にあるからそう思うのです。

近視が加齢と共に減少していく時期を僕は40才から46才で、

それを第二次変動期だと命名しています。

 

今回は37才ですから、変動期の前で、もしかしたら変動期に伴う変化が

早めに出たのかもしれません。また、この過矯正の眼鏡を作ってから

妊娠、出産を経験したそうで、それが原因で近視量が変化する人もいらっしゃいます。

 

更に言えば、体重や食生活の変化でも近視量が変わる場合があります。

 

つまりこの劇的な近視量の変動要因は複数あると予想されるという事です。

まとめると以下の通りです。

 

①第二次変動期に伴う近視量減退が早めに出現した。

②妊娠/出産が大きな変動を招いた。

③上記の②にも絡みますが、食生活や体重の劇的な変動がこの近視量を変化させた。

④コロナ禍において、仕事の環境が劇的に変わり近視が変わった。

 

さっと思いつくままに書いてみても①~④までの変動要因が思いうかぶのですから、

僕がさっと一目みて何が原因で近視が変わったなどと言いきれる筈もありません。

 

ですが、

 

出産

 

職場の環境変化(転職/異動も含む)

 

体重の変化

 

更に40才前後は比較的近視量が変動しやすいお年頃という事で、

どうか皆さんご留意頂きたいと思います。

 

何しろこれだけ近視量が変動しても本人は無自覚だったことに

恐怖すら覚える次郎さんだったのです。

皆さんも医療のほんの入り口に過ぎないかもしれませんが、

眼鏡屋さんに定期的に通って自分の目が変化していないかの

チェックは必ずしてください。

何しろ自分の目を可愛がれるのは自分だけなのですから。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

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