非効率にこそ居場所があった

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眼石祝応のBLOG

非効率にこそ居場所があった

2021/06/07

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は75.5キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は593人。

 

今日は少しだけ早起き(7時40分に起きた。因みにいつも8時40分)

お店に早くついたので、少し早めに昨日編集した動画をアップしていました。

 

先日blogに書いた乱視対策レンズ発売開始!に合わせて

そもそも乱視とは?何故乱視は無条件に少し弱めに、

なんて僕に言わせれば非常識が、常識化したのでしょう?

 

なんてお話をしてみました。ご興味ある方は是非是非ご覧になって下さい。

この動画でも申し上げていますが、この乱視対策レンズは、

±2.00以上の度数の方にとっては朗報で、より良い提案になりうると

東海光学さんの営業担当はご説明くださいました。

 

勿論、±2.00以下の方にでも有効ですし、±2.00以下でも乱視を入れると

アレルギー反応のように、違和感を訴える方が一定数いらっしゃいます。

それでも乱視の度数が強まるにつれ、若しくは乱視の強度化に比例してと

言った方が良いでしょうか?

強度化すればする程にこのレンズは有効だと言えそうです。

 

ただしこのレンズで提案しても、乱視に伴う収差(視界の歪みと捉えてください。)は

 

24%

 

低減するそうですが、視界の歪みが皆無になる訳ではありません。

 

従って、乱視の屈折異常が100(暫定的に数値化してお話しています。)ある人に

とって100の乱視度数を入れると辛いなんて方も一定数いると予想します。

 

そして100が駄目なら90、90が駄目なら80とその乱視度数を組み込む割合を

加減する必要がありますし、その加減のする具合を見極める事に

時間を割く必要があると予想します。

 

つまりこのレンズを選んだから、

100の乱視をそのまま1全ての人に100入れて作れるわけでは

決してないのだと僕は説明しています。

 

ただし今までのレンズなら80くらいしか

入れられなかった人に90や95の比率で入れられる可能性があるのだと

このレンズスペックは語っています。

 

そして僕らはそのさじ加減を決める事に僕らの存在意義や価値があるのだと

思っていると今日のblogではお話しているのです。

 

乱視の測定をしても自信をもって乱視を入れられるようになる為には、

一定の経験値が必要です。このレンズがあるから、

ある日ある時に突然乱視に対する恐怖を

拭い去れるわけではないのです。

 

そういった意味ではこのレンズは

動画内でも申し上げていますが、中小零細眼鏡店向きのレンズと

言えそうです。多分ですが、大手でも販売されると思いますが、

 

このレンズを活かせる眼鏡士の経験値が必要だと僕は言っています。

更にこのレンズの良いところは、カーブ指定も出来る事です。

 

カーブを変えることで、目的距離別の最適な収差コントロールが出来るのです。

そんな僕らのこだわりも反映出来るという意味で

こういったニッチかもしれないけど、

確実にいらっしゃる乱視でお困りの皆様にとっては勿論、

僕らにとっても朗報ですね。

 

ともかく、僕らは乱視矯正一つとっても、

非効率に、手間暇を惜しまずを追求する事で、

大手との差別化理由になり、僕らは市場でも一定のマーケットを

保持出来る理由となりえるのだと僕は思うのです。

 

これからも手間暇を掛けて、眼鏡の品質向上する可能性があるのなら、

それを惜しまず、いわばオタク道を追求したいと思います。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

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