自己責任

来店ご予約

眼石祝応のBLOG

自己責任と保護貿易

2021/09/06

本日のblogの難易度【★★】

今朝の体重は76.6キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数697人。

 

最近自己責任って言葉がやけに目につきます。

何かを判断するにも自己責任で。

 

それって専門家がその責任を丸投げして、

個人の判断に任せるって事でしょう?

 

でも、その自分で判断を下した何かが

若しもミスジャッジだったら?

 

その責任はご自身で。

 

僕のお店でそんな事を言ったら当然怒られます。

お客様が満足いかなかった原因は全て僕にあります。

ですから満足を得る為に僕はその不満足要因を取り除く必要があります。

 

商売人がお客様の自己責任なんて言った瞬間にお店は廃業です。

僕らは責任がある事を前提に商売をしていますし、リスクは覚悟しています。

なんか自己責任でと言えば、角が立たないと思っているのでしょうか?

 

賛否両論あるのは世の常です。

でも両論併記した上でそのどちらかを採択して、

自分の影響の及ぶ範囲にこちらが正しいと思うと伝える。

でも、それを選ぶかどうかの自由も担保する。

 

その白黒だけは付けて欲しいな~っと思ったのです。

何しろ白黒つけられない事柄が増えていく複雑な世の中で

僕ら一般市民は限られた情報ソースの中で

自信のない中で各々がジャッジしています。

 

でも行き過ぎた自由が、社会の混乱も招いている気がします。

僕は混乱の時代にリーダーを求めているのです。

 

僕も常に迷っているからです。

皆様は迷った時にどうしていますか?

 

僕は迷った時には自分の内面に聞いてみます。

すると僕のコアは実は答えを知っている気がします。

それを僕はインスピレーションとも感じます。

 

今中国とアメリカは貿易戦争を繰り広げています。

分かりやすい程に利権の奪い合いをしています。

アメリカはアメリカファーストと公言し、

自国の産業を守り育てる方向に舵をきりました。

 

中国は世界の工場として、投資を集め、

経済成長をとげ、そして集めた資金を軍事力や、

新興国支援にあて、国際政治の舞台で存在力を高めようとしています。

 

今ガチンコ、かつ正面切ってアメリカと戦争するのは得策ではない、

でも、アメリカが中国と戦争するのはリスキーだと感じさせるように

自国の国力を高めようとここ数十年努力してきたのです。

 

当初は中国の下心と戦略が見えずに

低単価な中国製を喜んで迎え入れた米国が方針を変えました。

 

では日本ではどうなのでしょう?

 

日本はモノづくりで世界経済を牽引し、今も自動車産業や

高精度、高単価なモノづくりでは競争力を有しています。

ですが家電等は存在感を発揮できずに中国や韓国の後塵を拝しています。

 

そして眼鏡は?

 

実は眼鏡はギリギリのところで踏みとどまっていて、

ルクソティカという世界最大のメガネの企画会社が、

鯖江の工場を買収し、日本で高付加価値商品を作ろうと投資しました。

 

更に増永眼鏡、シャルマンという一貫生産の工場は世界の中でも

存在意義や価値を僕らに魅せてくれています。

 

ですが、それも持続可能かどうかが僕には読めないのです。

そして増永眼鏡もシャルマンもそれを模索しているのでしょう。

先日お伝えした大手二社の経営統合の報せはヤフーニュースで

トップ記事になる程のインパクトがありました。

 

コロナ禍は、全ての会社に経営改革を強いるのです。

そんな時に民間やマーケットに任せるのか、

保護貿易に日本も舵を切るのか、

外需を切り捨ててでも内需を重視するのか、

大きな岐路に立たされていますが、

 

この考えに僕は多少違和感を覚えます。

内需を重視し、国内の産業を守る施策の行く末は、

外需に繋がると僕は思っているからです。

 

日本で「しか」作れないモノづくり文化を守り育てる事で、

日本のカルチャーに興味を持っていたり、ファンだという層に

対する輸出という需要が存続出来るからです。

 

ただし廉価品は、外国に任せます。

世界中の富裕層の琴線を刺激する

プロダクトに特化すれば良いのです。

ダイソンがやれたことを僕らが出来ない筈がありません。

 

ただし、日本人は僕も含めてセルフブランディングが苦手です。

中長期的な戦略の構築も苦手です。

 

パリの展示会でもくどくどと言われました。

「日本の物づくりが優れているのは分かるよ。でも面白い物が出て来ないんだ。」

と言われて相当悔しい思いをしました。

 

日本でしか、この「しか」をどうやって作っていくかどうか

が死活(しかつ)問題なのです。(←駄洒落!ぐははは~。)

 

結論、日本はこれから新自由主義から、

多少の規制を入れながら日本の産業を保護する方向に

シフトするべきだというのが僕の結論です。

 

世界中からあこがれる日本という国のスタイルを、

高度成長を経て確立し、先進国の仲間入りを果たした日本は

今度は、成熟社会に対して適応し、国の在り方を変えていくべきだと

 

僕は思うのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。