視力が良くても異常はあった

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眼石祝応のBLOG

視力が良くても異常はあった

2021/09/28

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は76.8キロ。

よし、76キロ台に戻したぞ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数729人。

 

さて今日はフレームを買って、ブルーライトカットのレンズをいれて、

PC用に使おうかな?なんてご相談のお客様がいらっしゃいました。

 

僕「ま、なんともないでしょうけど、一応眼の屈折異常っていうんだけど、

そういうのが無いかどうかチェックしてみませんか?」

 

と万が一何か問題がないか、くらいの軽い気持ちでチェックしました。

早速裸眼視力やレフケラといった機械の測定値をご案内します。

屈折   SPH CYL AX ADD PD 片眼視力 両眼視力
他覚 R -0.50 -0.25 25   30.50 1.20 1.20
L -0.75 -0.75 82   30.50 1.20
角膜乱視 R   -1.00 3 色覚特性 8  9  
L -1.00 10 5  2

これで見ても、裸眼視力は1.2で、少なくとも日常的に運転をするような仕事でなければ、

問題無いと感じても、その認識自体に問題があるとは思えません。

ですが、近視はともかく乱視があるのが少しだけ気になります。

では両眼開放屈折検査による測定結果をご案内致します。

両眼解放 R 0.00 -0.25 25   61.0 1.2 1.5
L 0.00 -1.00 82   1.2

近視が測定過程で消えた事、更に片眼視力は変わらず、両眼視力が裸眼に比して改善した事が見てとれます。

今回は近見視力を測定しませんでしたが、今回僕がPC用に度を入れた方が良いと感じた理由は

遠くの視力を改善させる事ではなく、乱視がある事に対するネガティブを払拭したいと狙ったからなのです。

 

ではそのネガティブを改善する意味とは?

①近見視力の改善:細かい数字をより識別しやすくなります。

②乱視の未矯正が、輻輳近点と言いますが寄り眼の運動を阻害しますから、

寄り眼を助ける効果を狙っています。実際に輻輳近点が

期待値が5.5㎝~8.5㎝ですが、実際には12㎝で、また30代前半の方としては

明らかに物足りない測定値です。その輻輳近点を近づけ、寄り眼の余力を整備します。

 

今回はそれに加えて

③プリズムベースインを加えて更に寄り眼を助けます。

④カラーレンズを加えて眩しさ対策をします。

 

この①~②と③と④を加えたハイブリッドで

PC作業の生産性を上げたり、目の疲労度を軽減させる事が

僕の提案の主旨になりますし、それがお客様の受け取るメリットになります。

 

実際にPCを長時間作業すると眼の疲労の自覚があるそうです。

さて、世間ではブルーライトカットをすればオールOKみたいな風潮ですが、

僕は昔から、三つのPC用メガネ対策を施す事で相乗効果が見込めると

言っています。それが上で述べた様な対策です。

 

更に、ピントの調節に難があったり、ピントの調節に余力がない、

若しくは長時間のPC作業が想定される場合には

 

⑤ピントの調節を助ける目的で、焦点距離の調節を

レンズの度数によって対策する場合もあります。

 

三つの対策をまとめると以下の通りになります。

①焦点距離の調節:近視であれば弱度化、遠視であれば強度化しますが、

いずれの対策でも遠くを見た時の視力は低下します。

②寄り眼の運動を助ける:プリズムベースインを組み込み眼鏡を仕立てます。

③光刺激対策:コーティングや練りこみ素材のブルーライトカットレンズや

カラーレンズで対策します。

 

私は目が良いから眼鏡は不要です。

これが世間の常識です。

 

言い換えれば視力の良い目は、健全な目だと多くの方が結論づけていますが、

実際には視力に難がなくとも、乱視やプリズム、更に光刺激対策をしてあげる事で

驚く程に疲労度が軽減したり、ケアレスミスが減ったりする効果が期待できます。

 

まだまだ僕の言っている事は非常識ですから、

多くの方が、このケアを受けられていない事を示唆しています。

もっともっと僕も頑張らなくては!っと褌を締めなおすのです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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