片目だけ人口レンズ

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眼石祝応のBLOG

片目だけ人口レンズ

2021/11/21

本日のblogの難易度【★★★】

今朝の体重は77.2キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は807人。

 

さてじわじわと増えるチャンネル登録者数、

じわじわと進行するのが白内障ですが、

今日いらした方は今年の6月に右目にだけ

眼内レンズを入れて、左目は入れずにそのままの状態でした。

 

早速視力測定をしてみると、右目は人口のレンズですから、

ピントの調節能力がほぼほぼゼロの状態でした。

こういったケースではピントの調節バランスというのが

非常に取りにくくなります。

 

そこで今回は右目だけ加入度といって老眼の補正度合いを

一段だけ強める方法を提案し採用してもらいました。

実際の度数をみてみましょう。

処方値 R -0.25 -1.00 10 2.00   1.0 2.0
L -0.25 -0.50 35 1.75   1.2

赤字になっているように右目だけ一段階老眼の補正度合いを強めています。

これは手元の近見視力表で、バランスを取り、

最適と思われる度数を決めていきますが、今回は一段階で良かったようです。

 

この様に白内障の進行は左右同時に進行するとは

限りませんので、こういったケースをお見掛けします。

では、生きている左目も一気に人口レンズにするかどうか?

これには議論の余地が多いにあります。

 

今回の眼科医の先生は左目は視力も問題ないので、

これは生まれつきの水晶体をそのまま活かす方法を

選択されたようです。ここは本当にケースバイケースで

逃げたいくらいに、その場その場で答えが変わると予想します。

 

視力だけでなく、屈折異常の度数によっても、

見解が変わると予想するからです。

 

白内障の有病者率は60歳を超えると60%と

言われています。誰でも掛かる病気が白内障ですが、

以外とその対策に関しては知られていないなと思いますし、

僕ももちろん眼鏡屋ですから専門外です。

 

ただし、屈折矯正に関しては、エキスパートでありたいと

自負していますし、眼科医の先生がこの屈折矯正を軽視してしまっている

事例も散見されます。本来は、メガネ屋と眼科医がタッグを組み、

顧客のQOLを担保するべきだと僕は思うのですが、

現実は、お医者様からすれば、眼科医の見解に頼るというのは

現実問題としては、あり得ないのかな?と思っています。

 

いつかは、棲み分け、協力し、国民の暮らしを支えたいものです。

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 

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