アニサイクルレンズ

来店ご予約

眼石祝応のBLOG

アニサイクルレンズ

2022/07/18

本日のblogの難易度【★★★★★】

今朝の体重は78.0キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1120人。

 

さて明日から三連休を頂戴しリフレッシュして参ります。

急な調整等でご迷惑をおかけすると承知しておりますが、

充電後に更に良いサービスで皆様をおもてなしできるよう

頑張りますので、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 

今日のTwitterはアニサイクルレンズについて、

本blogでも何度か取り上げていますが、

左右の目で捉えた画像に左右差がある状態です。

 

では今日のtweetを転載します。

(Twitterより転載開始)

アニサイクルレンズ-1:世の中には様々な目に関するお困り事があるようで、

その中でも左右の目で捉えた画像のサイズが違って見えて、

両目で見ようとすると非常に見難く、場合によっては対象物がダブって見える何て事例もある。

アニサイクルレンズ-2:そのサイズ差を最小にして良好な視界を得るレンズをアニサイクルレンズという。

これが調整出来る眼鏡屋さんは殆どおらず、眼科医の先生も多くがその効果は知っていても、

調整法のノウハウはご存じないのが現実だ。だから僕はこのレンズの普及もライフワークの一つなのである。

アニサイクルレンズ-3:アニサイクルレンズが必要になる方の多くを大別すると以下の様になる。

①不同視②白内障術後の不等像視③黄斑前膜による不等像視

僕の知る限り生まれつき左右の像が違って見える方を見た事がない。

若しもあったとしたらレアケースで、多くが後天的になんらかの事由により発する

アニサイクルレンズ-4:そもそも左右のサイズが違って見えると何が困るのか?

一般の方にはご理解頂けないと思う。一例を挙げれば〇という視物を見た時に、

5㎝の〇は右目で6㎝、左目で4㎝になっているとイメージして欲しい。

これを重ね合わそうと思えば、◎になる。これを複視と勘違いするのである。

アニサイクルレンズ-5:アニサイクルレンズはその6㎝の〇を5㎝に近づけ、

4㎝の〇を5㎝に近づける。サイズ差を最小にして両眼単一視が出来る方向に誘導するのである。

実際にはその補正効果は数%程度で10%のサイズ差をゼロにするのは、

諸問題により不可能だと僕は認識している。何故不可能なのだろう?

アニサイクルレンズ-6:作れない理由は複数ある。

①メーカーの製作範囲から外れる②作れたとしても重みに耐えられない③作れたとしても美観に耐えられない

このレンズは意図的に片方のレンズの厚みを増し、片方を薄型化する。

その為、独特な外観に仕上がる。これが多くの方の理解を得られない。

アニサイクルレンズ-7: 詳細は以下のホームページでご覧になってみて欲しい。

こんな形で仕上がるとご紹介している。

https://opteria-glassias.jp/blog/detail/20160911000001/…

ただし、フレームをセル枠等、厚みのあるタイプを選べれば上手に厚みの差は隠せるので、

意外と綺麗に仕上がる。それとフィッティングが自在な方が尚良い

アニサイクルレンズ-8:また黄斑前膜による不等像視のご相談が

かなり多いが黄斑前膜は加齢に伴い発症する事が多く、老眼対策が必須になる。

以前は作れなかった

遠近両用レンズ+アニサイクルレンズのコラボも近年出来るようになったのでご安心を、

何しろ左右の像倍率に差を感じたら、相談して欲しい。

(Twitterより転載終わり)

 

たまたま昨日はアニサイクルレンズのお方がいらっしゃいました。

アニサイクルレンズは加齢に伴い、左右の目の像倍率に差がつく事が多いので、

実は老眼対策がマストだったりしますが、今回はテニス用という事で、

 

単焦点レンズでの作製になりました。

 

今回は

 

右目のサイズを大きくしたいので、カーブ指定が出来る内面非球面、

東海光学のモードサンクを

 

1.60の屈折率で7カーブ及び中心厚5mmで指定して片玉発注

 

左目のサイズは小さくしたいので、浅めにカーブ指定なら出来る内面非球面

東海光学のZX-SDを

 

1.76の屈折率で1カーブ、および中心厚指定無で発注しました。

 

この様に実際には対応するのですが、

今回の事例は5%の不等像視でした。今回も上手く行ってくれればよいのですが、

僕の電卓では像倍率補正の差が3.2%軽減すると予想しています。

 

理論上は左右差を3.5%以内に縮めれば

両眼視が機能し始めると言われています。

 

今回は

 

5-3.2=1.8%

 

まで差が縮小する計算です。

それではまたこのblogでお会いしましょう。

 


​​​​​

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。