斜視とモノビジョン
2023/09/18
本日のblogの難易度【★★★★★】
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斜視とモノビジョン:皆様は斜視って聞くとどんなイメージだろうか?昔の言葉で言えばロンパリ、
目が別の方向を向いているねなんて揶揄した言葉で気軽に斜視眼の方を傷つける。
何しろ斜視になるにはそれなりに理由があるにしても、
差別的な扱いを受けたり、どこ見てるの?なんて気安く言葉を掛ける。
終いに斜視眼の方は人の眼を見て話せなくなる。どうか斜視眼を理解し、
斜視眼の方の苦悩にご理解頂ければと思う。
理解と言えば、今日いらした斜視眼の方も斜視矯正のプリズムを組み込んだ眼鏡をしていたが、
でもお医者様からは、遠方を見る時には眼鏡を外して近くを見る時だけ眼鏡をしてと促された。
更に言えば、右目が弱視でも無いのに複視を訴えているからと、
右目の遠視を弱めに入れて敢えて視力を出さず使えない状態を作る。
視力が出る左目を主に使い、右目は遊ぶ状態を作り、
近くを見る時「だけ」に眼鏡をしていたら?
これは習慣化とは逆行していると僕は思う。
そう、目は習慣が作るのだ。
だから僕はプリズムもしっかり矯正し弱めに調整されてた右目の遠視も
完全矯正値にセットし両目を見させ、更にその状態では近くが見えないので
遠近両用レンズにプリズムを組み込み作製した。
今回上手く行くか分からないが、先ずはこの眼鏡で
近くの作業用に使いながら、少しずつ掛ける時間を長くする。
斜視眼を矯正するのは、やはりモノビジョンではなく、
両眼視を目標に設定するべきだと僕は思うが、
一方、これで上手く行かない場合も勿論想定し、
最終的にモノビジョンになる可能性は否定出来ない。
でも僕は会ったばかりの一見さんの眼を見て、
最初から諦めたくないと思っただけの話なのだ。(以上Twitterより転載終わり)
今回に事例は僕に言わせればアクセルとブレーキを
両方同時に踏んでいるイメージでなんともちぐはぐに見えた。
僕は(自身の)武器だと思っているが、何を隠そう間欠性の外斜視だ。
プリズムレンズに救われ、生活の質が劇的に改善した体験を自ら持つ。
だからこそ僕は斜視矯正に力を入れている。
そんな僕からすると今回の事例は紆余曲折あったとしても、
もう少しなんとかならんかい!って言いたくなる事例だった。
今回僕の出した答えが最適解だとは思わないが、
半歩でも前進してくれる事を願うばかりだ。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように。
眼鏡評論家 眼石祝応