下方視出来ない上下斜位

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眼石祝応のBLOG

下方視出来ない上下斜位

2023/11/20

本日のblogの難易度【★★★★】

今朝の体重は80.3キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1806人。

 

【眼積祝応の今朝のtweet Vol-37】

 

今朝のtweetです。

下方視出来ない上下斜位:昨日いらしたお方は70代、

何回遠近両用を作っても近くがよく見えない。

だから結局単焦点レンズで眼鏡を掛け替えてた。

でも一本で何とか済ませたいというご要望だった。

 

これは困った。

 

この場合に、遠近両用初心者にどんな度数を提案したら良いのだろう?と少し戸惑った。

先ずは高加入度による収差(周辺の視界の歪みって捉えて)

に耐性がどれくらいあるのか?加入度を一段ずつ上げていく。

 

意外と歩くのが怖いとは言わない。

 

検査を進めると上下に目線のズレが大きく有る事が分かる。

原則論として、人は下方視の方が楽に出来て、上方に目線を振る事が辛い事が多い。

だから安静位が下にある目の方にプリズムを強く入れるケースが、うちのお店では多数だ。

 

今回もそれを試し近方を見て頂いた。

う〜ん、見えるんだけど、目が辛いよ、と仰る。

そこで上下に組み込むプリズムを左右逆にしてみた。

すると途端に表情が明るくなる。

 

そっか下目使いが苦手だと理解した。

これで終わりでは無い。

 

次はフレーム選びが大切だった。

遠近両用レンズは、遠くの度数と近くの度数をレンズの上部と下部で

度数を無段階に変化させて一つのフレームに組み込む。

 

上部は遠く

 

下部は近く

 

と理解して欲しい。

 

フレームはこういったケースでは天地幅の浅い形状が望ましい。

何故なら天地が浅ければ、遠くの度数と近くの度数を一気に変化させる事が可能になり、

少し目線を下げれば短い距離で即手元に目線が合うからだ。

 

昔は天地の浅いフレームは遠近両用に向かないなんて風評も有ったが、

今は昔、近年そういったフレームでも充分使用に耐えるレンズの性能が実現出来ている。

 

むしろ天地が浅い方が都合が良い場合もあるのだと理解して欲しい。

これで喜んで貰えたら良いが、まだ何かやれる事があったのかな?

っと今思いを巡らしながら書き殴っている。

 

眼鏡作りは最適解を探すのが本質ではなく、

匙加減でお客様と妥協点を擦り合わせて

一緒に仕立てる事が本質だと思うのだ。(以上Xより転載終わり)

 

最近本当に難しい目をした方からのお問い合わせやご来店が多い。

今日も群馬から眼鏡屋を五件回って作ったが、どこも駄目で、眼科医に至っては、

もうこれ以上はやれる事が無いと匙を投げられた人から電話でご相談頂いた。

 

目や眼鏡でお困りの人はどこに頼ったら良いのだろう?

本当に僕も正直困り果てている。眼鏡屋は電気、

水道と並んで皆様の暮らしを支えるインフラだと僕は思っている。

 

今はそのインフラがガタガタと音を立てて崩れて行っている。

皆様の拠り所たる中小零細眼鏡店は一日一店舗廃業ですって。

 

年に360店舗程も撤退を強いられ、ますます大手主導のマーケットになる。

大手が悪い何てこれっぽっちも言わないけど、

それは前提として大手の評価基準がお客様本位になっていることね。

 

今は僕が大手の社員になったって、僕はお客様の満足の為に100%向き合うなんて

不可能じゃないかな?会社の売り上げが、本人の成績が…

なんて始まってしまうし、僕はその圧力に勝てる気もしないな~。

 

だって僕はその会社様からお給料を頂いていて、

働く場を提供して貰っているのだもの。

だから会社の方針には従うさ。それ位は分かってる。

 

会社の方針とお客様のご要望に食い違いが生じたら、

僕はどちらの立場に立つのだろう?

って考え始めたら頭が混乱してきた。

 

規模の大小はあってもチェーン店で

働いている方々のご苦労、お察しします。

 

僕はいつか僕のお店が日本一なりたいと思ってる。

どんな日本一でも良い、んでその時に同業他社の人に

伊藤さんのお店はどうして繁盛したんですか?

って聞かれたら、こう答えるって決めている。

 

「ただただお客様の気持ちに寄り添って、

お客様が喜んで貰える事だけを考えてきただけですよ。」

 

って言おうと思ってる。地道だけど、

その継続に勝る努力ってないんじゃないかな。

 

明日から、そんな全力でサービスをする為に三連休してお休みを頂戴します。

急な調整等でご迷惑をおかけすると承知しておりますが、

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

  このご報告がどこかのお店の

       どなたかのお役に立ちますように。

                 眼鏡評論家 眼石祝応

 

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