片目だけ近視進行を防ぎたい

本日のｂｌｏｇの難易度【★★★★】

今朝の体重は75.2キロ。

今朝のチャンネル登録者数は522人。

ほ、一人増えた～♪

 

さて増えたり減ったりの僕の体重ですが、

一方的に増えていく近視は時に恐怖を覚える程に

皆様にとっては嫌な事、仕舞いには私は失明するの？

なんてついつい思い込んでしまいます。

 

近視の進行理由に関しては、諸説あり、決定打は無いのですが、

片目だけ極端に近視が進行してしまうのも、これはこれで

眼鏡屋としても対処が難しく困った物なのです。

 

今日いらした30代の女性も、

そんな目をしていらっしゃいました。

 

先ずは、今お使いの眼鏡とレフケラの数値を見てみましょう。

他覚	R	0.00	-0.25	157		31.50	1.00	1.00
	L	-3.00	-0.25	8		31.50	0.05
角膜乱視	R		-1.00	176	色覚特性	8　　9
	L		-1.50	5		5　　2
旧度	R	0.00					1.00	1.00
	L	-2.00	-0.05	0		29.50	0.50

先日のｂｌｏｇで、片目が遊び癖のある人の傾向として

大別すると三パターンに分かれるよと僕は解説しました。

今回の今まで使っていたパターンは、

①両眼視力が下がる。

②両眼視力に変化無し。

③両眼視力が改善する。

この②に該当しました。

使える右目を目一杯使って左目が遊んでいる状態です。

ここから先は推論ですが、そもそもは左目がもう少し視力が出ていたと

予想します。それで左目中心の生活をしていたら、

左の近視が進行したというシナリオは僕にとってはよくある話だと

腑に落ちます。では実際にこのお方はどんな近視や乱視、

そして遠視等の屈折異常があったのでしょう？​

両眼解放	R	0.50	-0.50	155		63.0	1.2	1.2
	L	-2.50					1.0

これが屈折異常量です。左右の度数差のある不同視という状態ですが、

左右の見え方にサイズ差はない状態、つまり不等像視ではなかった事になります。

そしてこの状態でプリズムを入れると両眼視力は1.5まで改善しました。

つまり先ほどのパターンで言えば③に該当します。

 

このプリズムを入れると完全矯正値での視力に対して

視力が上がるというこの現象を、僕は具体的な文献等で

解説されている物を見た事がありません。

 

今日は推論ばかりで申し訳ありませんが、

視力改善に対する考えられる事由としては、

①両眼視の融像のレベルが上がる。

②中心窩に当たり、解像度が上がり視力も改善する。

この辺りが推論としては考えられます。

また近視の弱矯正、遠視の過矯正、

そのどちらも遠方の視力は出にくくなり、

近業作業を助ける効果がある場合がありますが、

 

その場合でも視力が改善する事がありますが、

これは僕はプリズムベースインを入れた時だけに

起こる現象だと思いますので、これは僕は屈折異常量の

変化に伴う視力の改善だと思われます。

 

つまり、近視が減った。遠視が増えた。

いずれかの眼の状態変化が起こり、遠方視力が改善するのです。

今回の眼鏡の話に戻りますが、

今回の眼鏡では調節バランスというところを重視して

眼鏡の度数調整しました。これが功を奏して、

左目の近視進行が落ち着いてくれる事が祈るばかりです。

 

それではまたこのblogでお会いしましょう。