眼鏡屋の限界
2022/08/09
本日のblogの難易度【★★★】
今朝の体重は78.7キロ。
今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1136人。
さて今日のお話は僕ら眼鏡業界がまだまだ駄目で、
結果として国民の生活の質の低下を招いているというお話。
制度は問題があれば改善すれば良い。
少なくともどんな法律や制度も
完璧な仕組みなんてどこにも無いだろう。
今日は、そんな僕らの業界とこの国の行く末を憂う
眼鏡屋のおっさんのつぶやきです。
(以下Twitterより転載開始)
眼鏡店の限界-1:眼科批判をしている様に思われているかもしれないけど、
実は僕は制度疲労でシステムが現状に合っていないと仕組みを批判しているつもり。
仕組みという意味では眼鏡屋さんだって問題山積。
眼科医が眼鏡屋を信用出来ないで処方箋の権限を囲い込むのは勿論クリニックの安定経営もある。
眼鏡店の限界-2:更に眼鏡業界が雑貨化した事で信頼出来る眼鏡屋が無い?
っというのも現実問題ではある。そこを突かれれば「はい、仰る通りです。」って僕も降参する。
雑貨化メガネ屋さんは仕立てる手間を省き単価を下げて満足度を上げる。
これに対抗して専門店で単価勝負をしたお店は軒並み倒産した。
眼鏡店の限界-3:僕ら中小零細眼鏡店は、医療器具である眼鏡はそんなに安くて良い物なんて作れませんよ
と情報発信をしてきたが、それらは全て大手の広報戦略にかき消された。
今日本の眼鏡業界で調子の良い会社は全て広報戦略に長けている。
つまり売れている会社は消費者の支持を得ているように見える。
眼鏡店の限界-4:だが一方うちのお店に来るお客様も一度はその安売りのお店で作ってはいるが、
気づいた人から、これはいかんと思い立ち眼鏡に数万円のコストを掛けて眼鏡を仕立てている。
これに気づく人はご高齢だからとか年齢には関係なくご来店頂いている。
この流れに拍車を掛けたいのが僕の思いだ。
眼鏡屋の限界-5:大局的に眼鏡が雑貨化する流れが今後大幅に変わる事はなくとも、
眼鏡が実は医療器具で、眼鏡屋は医療の入口に立っている事は実は「変わらない。」
だとすると店頭に立っている人の技術/知識レベルで、
目の異常を察知し眼科等の医療機関に紹介出来るかどうか、その技量が問われている。
眼鏡屋の限界-6:この雑貨化の流れで眼科に掛かる人が更に減っていく。
僕はこれが国民が望んでいるのか正直分からない。でも誰だって病気にはなりたくないだろう。
眼鏡屋が医療の入口だという認識が無ければ
誰もが気軽に価格や似合う似合わないだけでお店や眼鏡を選ぶ。
これが危ないと僕は言っている。
眼鏡屋の限界-7:僕らは診断/治療は出来ないまでも、それでも怪しいと疑う位の知識はある。
そこに価値があると感じる方がどの程度いるのだろう。
いずれにしても眼鏡屋が診断も治療も出来ないという限界は多くの方が知るべきで、
同様に眼鏡屋が医療の入口に立っている事もしかとお伝えしたかったのだ。
(以上Twitterより転載終わり)
それではまたこのblogでお会いしましょう。