見え心地の構成要素

来店ご予約

眼石祝応のBLOG

見え心地の構成要素

2023/08/11

本日のblogの難易度【★★★★★】

今朝の体重は79.2キロ。

今朝のYouTubeチャンネル登録者数は1682人。

 

眼石祝応の今朝のtweetVol-25

見え心地の構成要素:皆さんは眼鏡屋さんなんてどこで買ったって、

値段が違うのと、フレームの品揃えが違うだけで、

品質はそれ程差がないでしょ?って思っていらっしゃると思うのよ。

 

実際ご来店頂く皆様と日々触れ合っていても、そうだと思う。

でも一度うちで眼鏡を作るか、その過程を経験すると…。

多くの方が驚かれます。「え、こんなにやる事(メガネを仕立てる過程)が違うんだ。

とビックリするのです。

 

こちらとしては当たり前でも皆さんにとっては初体験であれば、それは驚かれるでしょう。

では眼鏡は医療器具だと何度も言ってきましたが、拘りの眼鏡屋さんと格安の眼鏡屋では何が違うの?

 

正直Twitterというメディアで一から説明するのも大変な位差があります。

更に言えば、視力測定検査を一つとっても、お店ごと、更

に言えば眼鏡士ごとに実はやり方が微妙に変わっていたりします。

 

いわば眼鏡士、眼科医の数だけ、見解の相違や、

眼鏡の度数に対する差異があると理解してください。

 

ここで多くの方は驚かれます。誰が測っても近視や乱視の量は変わらないんじゃないの?

っと思うのです。身長に例えるのなら、成長期を過ぎれば誰が測定したって、

多少の誤差の範囲で背の高さは安定しているでしょう。

 

これを目に当てはめて考えれば、目の形が伸びたり縮んだりする訳ないから答えは一つと思われます。

ところが僕が測定を日々していると同じ人を日時を変えて10回測定したとすれば

検査をするのは同じ僕だったとしても10種類の答えが出ると予想します。

 

人の眼は揺れ動いている様に測定結果からは観測されます。

もっと言えば中長期的には伸びたり縮んだりしているようにすら見えるのです。

 

これを僕は「揺らぎ」と定義します。

 

人の眼はゆらゆらと揺れ動いていると僕は感じているのです。まるでアメーバの様にです。

では僕はどうしているのでしょう?揺らぎにはピークとボトムがあります。

 

そして僕は極力中間点を狙う様にしているのです。

実はこれからが本題だったりします。(滝汗)

 

視力測定一つとってもこれだけ難解だと言いたかったのですが、

実際に見え心地を決定づける要素は、より複雑になりますが、

ここからは箇条書きにしてみましょう。

 

【見え心地を左右するもの】

①近視/遠視や乱視の度数/軸度。

②レンズの種別(・屈折率・設計・コーティング)

③フレームの形状(・頂間距離・そり/前傾角)

④フレームの玉形(・レンズ径の大小・玉形の形状)

⑤レンズの光学中心のレイアウト(視軸と光軸の一致)

⑥レンズの加工精度(歪の有無、その大小)

⑦フィッテイングの精度(・フレームを固定・狙った形に整える。)

⑧可視光線の波長の調整(染色等)

⑨フレームと骨格の相性(フレームPDと瞳孔間距離を近似値へ)

⑩レンズカーブの一致(各メーカー毎の癖がある)

 

思いつくままに羅列しましたが、度数が一緒でもレンズメーカーを変えれば見え方は変わりますし

メーカーが一緒でも屈折率を変えれば見え心地も変化します。

 

でもそもそもレンズに興味あります?

視力測定なんてどこでやったって見え方一緒でしょ?という理解の方に

レンズもこだわって下さいって言っても一切響かないでしょ?(苦笑)

 

増してやフィッテイングの重要性や、レンズの加工精度、アイポイントの測定の必要性等。

眼鏡でご満足頂く為には本当に多くの過程を経て調整が必須なのです。

 

僕が導きたい世界線は、皆がご自身を大切に出来る世界であり、未来です。

今の状況は眼鏡は雑貨の様もんだからどこで買ったって似合えば良いでしょう。

また医療器具だという認識がある人でさえ眼鏡は機械が進化したから

アルバイトさんでも満足のいく仕上がりの眼鏡が出来る時代になったとお考えです。

 

ここに大きな事実誤認があるという事が、

少なくとも今日の連続tweetを読めば理解が出来ると思います。

そして、僕らは常にもっと上手に眼鏡を作りたい、

もっとご満足頂きたいと日々研鑽し、腕を競っています。

でも競ってる事すら知られていなく、それがただただ残念なのです。

(以上Twitterより今朝の連続tweetより転載)

 

眼鏡が雑貨化した事により、皆様の生活の質と労働生産性が

低下していると何度も指摘してきました。

 

眼鏡を上手に仕立てたいと思って、多くの眼鏡士が腕を磨いています。

僕もまだまだだと常に思っています。

 

そんな深い世界がある事を先ずは知る事が、改革の第一歩なのです。

そして僕は僭越ながら、その世界へ誘う水先案内人だと自らを思っています。

 

皆様もどうか敷居の高いと感じる個人眼鏡店ですが、

それでもそれぞれの個性を活かして皆様差別化しようと懸命に努力しています。

その努力位は知って欲しいな~って思って今日は呟きました。

 

#1級眼鏡作製技能士

#RTM式眼鏡調整法

#両眼視機能検査

#プリズムメガネ

#アニサイクルレンズ

#斜視矯正

#像倍率補正レンズ

#姿勢矯正レンズ

#眩しさ対策レンズ

#近視進行抑制メガネ

#オプテリアグラシアス

#吉祥寺

#眼鏡の試食

#メガテス

#MORE

#快適眼鏡研究会

#こだわりの眼鏡の世界

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。